ivataxiのブログ

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靴磨き

靴磨きの記憶

少し革靴を磨くことにした。
知人がスパイクを磨くのを見て触発されて革靴を磨いたのである。
普段はなるべく風に当てて革靴の中を乾燥させるようにはしているのだ。
時々、靴の中にエアコンクリーナーのスプレーをすると何だかサワヤカな気分だが、
経済的な問題でそれは辞めて欲しいと言われている。
革靴の表面には良く見ると細かい傷がたくさんついていて、それをブラシと靴墨でリペアする。
皮靴の裏に以前、防水加工スプレーをして滑ったことがあり裏はいじらないことにしている。
油の切れた革靴はヒビが入る物らしい。最後に布で拭きとる。

戦後の映画には良く靴磨きの少年が描かれている。
孤児という設定だったりするのだが今はあまり見ることはない。
現在、街を歩くにしても革靴よりはサンダルや運動靴の方が楽で良い気もする。
革靴をプライベートで履くという習慣も減ったのだろうか?

ぼくはラグビーはやらないのだが、大阪の高校を出て一年間は
神奈川のラグビー部合宿所の住み込み飯炊き男をしながら
専門学校に通ったことがあった。
その合宿所の一年生は先輩の革靴を必死に磨いていたのを思い出す。
当時アイビーが流行りスポーツ刈りにボタンダウン
できればvanかjunの服を着るのが定番だった。
襟元には白いBVDのTシャツがチラっと見える・・。
そんな「ファッションの決まり」というのを学び、好んだ頃のことだ。
その頃の高校生はみんなピカピカの革靴だった。
おかしな記憶が蘇る。

そう革靴を磨く靴墨の匂いのせいだろうか?