HD 1000チャン

1998年は2年前に購入したmacパフォーマ5270を持て余していた。「えっ・・じゃぁパワーpcですね？ぼくは68kですから・・」と、訳のわからないことをいう人がいた。彼はプロの建築屋さんで構造設計で他の建築家からもイロイロ仕事を頼まれているようで、主にウインドウズ95で仕事をしていたが、趣味でマックも持っていた。家に行って見せてもらった。まだ結婚していなかったが、未来の奥さんと住んでいた。そのmacはパフォーマ500？で5270と形が似ているが少し小さめだ。5270のハードディスクは1200mb（1.2ギガ）だが、そのパフォーマは本体が1ギガなかったのでは？・・その代わり外付けのハードディスクを持っていた。「外付けは１ギガあるから、1000ちゃんという名前なんです。外付けハードディスクをメインに切り替えて使っています」と説明されたが当時は煙に巻かれた。「センチャン」という響きが可愛く、モニター上のハードディスクが「1000ちゃん」と名前を表示されていたのが可愛かった。「構造計算はやっぱりウインドウズですかね？」と、一応、そのマックで立体設計を再現してもらったが、一瞬で変わらず段々変化して行く過程がアニメーションのように見え、知らなければアニメーションソフトなのかな？とも思えた。彼らはすぐに籍を入れ、建築事務所兼自宅も高級分譲地に構え外車に乗っているようだ。