ivataxiのブログ

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宇宙散歩

2009年05月05日 宇宙の散歩
2001年はとっくに過ぎた。だが、映画「2001年宇宙の旅」(S。キューブリック)では、人類は当たり前に宇宙空間で生活・移動していることになっている。まだ、人類が長期に宇宙空間で生活するとどうなるか?誰もはっきりとはわからない。短期でも宇宙空間に出た人は、地上に戻ると「運動がしたい」と、語る。人間にとっての重力は、やっかいな物かも知れないが、無重力という究極に楽の状況も、ある意味やっかいなようだ。地上では重いはずのバーベルを持っても、宇宙では重さを感じないから、トレーニングにはならない。高飛び・・なんて競技もあまり意味がない。体操競技の空中技もハイレベルでこなせる。クジラ(イルカも?)の祖先が、まだ地上で暮らした頃には、足があり、クジラの骨格にもその名残がある。あまりに肥大化した重い体は、半分水中に泳がせないと維持できなかったのか?食料が水中に多くあったのか?肉食龍などの敵から身を守るために水中に逃げたのか?・・・良くはわからない。クジラも恐竜の子孫だとは思うのだが、哺乳類であり、恐竜のように絶滅から免れたのは、水中生活できたからなのかも?深く冷たい海に長時間もぐるのに適した体に変化し、現在の形となったようだ。心臓を守るように、深くもぐると末端は血液の流れを極力押さえる・・厚い表皮・脂肪・が外観を守る、海に適した形体となった。・・未来、人類が宇宙空間で長く生活するようになると、重力がないから、どこまでも重く大きな体でもかまわないことになる。(食料・生殖の問題は残る)特に脳はどんどん大きくなるだろうし、目・手は進化するだろう。反面、足や筋肉は限りなく無くなるのかな?・・・円盤に乗った「グレイ」に似た外観になるのだろうか?「2001年宇宙の旅」の映画の中では、ドーナツ型の宇宙ステーションを回転させて、遠心力による人工重力を発生させ、ドーナツの内側をランニングするシーンがある。結局、人類が宇宙でこの姿を維持するには、やはり「重力」(負荷)が必要なのかもしれない。