ivataxiのブログ

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白黒映画

パソコンで画像をブログにアップするにもカラーよりは白黒の方が情報量が少なくて軽い。映画も「風と共に去りぬ」前後で白黒とカラーにわかれたように思う。カラーの出始めは珍しくカラーであれば価値を感じた。でも「ローマの休日」など白黒だが今もあせない(白黒だから褪せようがないか?)美しい映像というものも存在する。アニメ「鉄腕アトム」も最初は白黒で自分なりに白黒の濃淡に心の中で勝手にカラーリングしていた。東京オリンピックを境に全国カラーテレビラッシュで番組もカラー全盛となる。「うちのテレビにゃ色がない。隣のテレビにゃ色がある」というエノケンの宣伝が効いたのか?ビデオからDVDと素早く録画再生時代は変わり。映画もSFXなど技術・見せ方の飛躍的進歩は確かにある。映画づくりは過去の焼き直し・リメイク・リライト・マンガや小説の原作から起こすなど少し安易・安直でもある。見せ方にばかり力点が置かれ作り方の職人技の伝承がナオザリなのかもしれないとも思う?マンガ・アニメにしても映画にしても白黒という時代を見直すのも良いのでは?「アーティスト」というフランス映画は白黒でトーキー時代を扱った映画のようだが映画人たちが忘れられないココロを描いた作品なのかも知れない。