ivataxiのブログ

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溝口ウエイターバイト

溝の口の専門学校の二年生になると、新丸子の住み込み飯炊きバイトから解雇・下宿探しで上野毛にリアカーを引いて転居。バイトしないと生きていけない。上野毛溝の口田園都市線一本。学校帰りに溝の口の駅前に当時あった喫茶店(レストラン?)で、ウエイターのバイトをさせてもらった。店長は30歳前後だったが、当時のぼくにはずいぶん大人に感じた。先輩たちも20歳くらいで「サタデーナイトフィーバー」みたいなファッションだった。「GORO」という高額な男性雑誌を買って帰るのがカッコイイ年上男子のアリカタだった。店長は「女房がこれ(おなかが大きいジェスチャー)だから」と、言い訳をしながら自販機で雑誌を買い、丸めてわきにはさんで「じゃあな」と帰って行った。バイトは人数が多かった。店は狭いがお客さんの人数が多い。ぼくと同じ世代の学生もいたが、会社経営者が資金のためにバイトに来ていたりで不思議だった。大阪でのウエイターの時と「蝶ネクタイ」と「モップかけ」が、一緒だった。2000年にまた溝の口を訪ねた時には、駅も変わっていたが、その店もなかった。