ivataxiのブログ

絵 文章 映画

2019-01-29から1日間の記事一覧

レイトショー

レイトショーを見た。「デイトしよー」と、どこか似た言葉。だが、行ってみると、やはりデイトが多い。ラストの映画観のお仕事な訳で、終わるともうすぐ明日。自動車で行き、駐車場に停めて見るので良いのだが、電車では無理かな?人気映画で、指定の人気エ…

豊橋散歩

個人的な話だが、気に入った髪を切る店があったのが豊橋かに道楽・グランドホテル近くだった。ほぼ10年間、毎月髪を切りに通った。カットマンが男性だというのも変わっていたのだが、並の男(カットマン)ではない。女性の扱いがうまいのが、天性なのか何な…

心がはがれた3

どうして分離したと思ったかというと「タマノオの付いた魂」と「タマノオのないココロ」が、同時に互いの姿を確認したからだ。「ココロ」の見た「魂」は、「イッタンモンメ」か「サンショウウオ」みたいだったが、「魂」の見た「ココロ」の姿は、いたって人…

心がはがれた2

数日は現実としての、最悪の肉体的苦痛との対決だ。次第にチューブや機械なども遠ざかるのだが、ベッドには拘束具で固定のまま真上を向いて寝ていた。毎日家族は、少しでも顔を見せて見舞いに来てくれた。だが「明日はどうしても来れない」と、いわれた。そ…

はがれる心1

手術のあと意識が戻り「良かった」という頃。ベッドそのままを、転がして、CTやMRなどを撮りに行くことが多かった。それまでも、本人の知らない間に、何度も同じようにしていたようなのだが。ベッドで通路を運ばれると、通行人・見舞い客・患者・病院関係者…

白黒映画

パソコンで画像をブログにアップするにも、カラーよりは白黒の方が情報量が少なく軽い。映画も「風と共に去りぬ」前後で白黒とカラーにわかれたように思う。カラーの出始めは、珍しく、カラーであれば価値を感じた。でも「ローマの休日」など、白黒だが今も…

バットマン マイケルキートン

マイケルキートンという俳優・・大好きなバットマンとイコールなのである。彼はきっと、トーキー時代の「バスターキートン」の息子なのか?と、思っていた。バスターにも息子はいるようだが、そうではなかった。マイケルキートンも喜劇出身で、テイムバート…

心ない人々

体から離れて、どのくらい経ったのだろう。「もう、このまま戻らなくても良いかな?」と、どこかで思い始めていた。それまでの世界は、どちらかというとしっとり重く、冷たい・暗い世界だった。だが、乾いた・明るい・暑い世界に変わった。「ダリの絵」のよ…

峠の集会

どうしてだか、峠の細い道を下っている。長い険しい道だ。舗装はされておらず「バイクで来れば良かった」と、思う。日本家屋のふすまをブチ抜いた、広間に通された。それにしても広い。だが、だれも来ていない。少し転寝する。目を開けると、薄暗い。少しは…

丘の上のムクロ2

だが、母じゃは消えた。誰もいない月夜に照らされた、夜霧が谷にゆっくりと落ちる峠の端に向かって、もう一度大声で話す。「のう。この世ばかりでは、ないのだろうが」と・・。

丘の上のムクロ

戦国時代より、少し前の衣装を着ている。ワシは母じゃと二人で、この峠に住む。月明かりに母じゃは、峠の切り立ったあたりに立つ。夜霧が、山の高みから降りて、足元が見えない。足元が見えなくとも、母じゃはここで育ったのだから安心している。こんなワシ…

前世 クラゲ

水の中なら、ユラユラ泳げる。だが、波打ち際に打ち上げられてしまった。波は、近くまで来るが、体を海へもどしてはくれない。夜になり、夜光虫が光りきれいだ。波はどんどん下がってゆく。朝だ。太陽が強くなり、水分が抜ける。もし、今海に戻れても、たぶ…

前世 クジラ

「三途の川」は、船で渡ると聞いた。これがその川なのかどうなのかはわからない。大きな、海かと思うほどの川の上空から、下を見下ろしている。時代の流れが、超早回しで見てとれた。海のように大きかった川は、次第に小さく・浅くなり、蛇行して草が生えた…

前世 カニ

前世というと、人間だけとも思う。だが、動物だったこともあるのかも?水槽(イケス)には調理されるのを待つ魚たちがいる。その水面のふちに斜めに透明な平たい容器が半分浮かべて斜めになっている。少し水も入っているが、温んでいる。カニが一匹いる。甲…

二刀流の浪人3

どうにか、一つの太刀は止めた。だが、追いついたもう一人のサムライの太刀は防げなかった。おそらく、それでオレは絶命したのだろうか?残された女二人は、どうなった?捕まることはないだろう。あの高貴な仕草。恐らく自害したにちがいない。「なぜオレな…

二刀流の浪人2

二刀流ならば、腕に自信はあった。だが、二人の女と、二人の追っ手と、自分の間には、何も関係がなかった。二人の女は身分が高そうだ。「入り鉄砲に出女」という奴だろうか?傘で顔を隠してはいたが、高貴さが匂う。一人の女が、オレの左腕を取り、後ろに隠…

二刀流の浪人 前世

「心の旅」は、チューリップの曲。今回は、体から魂(タマノオがついた奴)が離れているあいだのこと。本人の主観は、クリアなのだが、現実世界は、手術が終わり「24時間で意識が回復しないと、植物人間になる可能性が高い」と、医師にいわれたようだ。肉体…

臨死体験3

手術中、肉体から離れ、手術室を通過して出た「タマシイ」(タマノオがつながっている)。手術が終わるのを待つ、家族のいる食堂の床から入り、同じ時を過ごした。体に触れても、気づかないらしい。あとで「一緒にいたんだよ」と、いったが、信じてもらえな…

臨死体験2

手術が終わり、意識が一応戻った頃。隣のベッドの人に「あなたはスポーツ心臓ですね」と、話しかける医師がいた。そして、同じ医師は翌日、ぼくにも同じことをいう。「あなたは、誰にでも同じことをいうのですか?」と聞いた。「いえ、このことはあなたにし…

臨死体験1

すでに手術による、一時植物状態から生還し一年半になる。当時の記憶を描いたもの。自分の姿は見えないのだが、おそらく、こんなんじゃなかっただろうかと思う。手術は、全身麻酔なのに、自分の肉体にいるのが苦しくてならない。気づくと、肉体から離れたの…

おとうちゃんのいまわのきわ

飛馬とよばれた男さんの書き込みで、思い出した。1990年、おとうちゃんは、大阪のホスピスで亡くなった。何度もガンの手術を受けたが、結局お医者さんはサジを投げた。もう、言葉は出ない。機械で体を生かしているだけ。ナントカ、イマワノキワに間に合った…

おっちゃんおばちゃん

そうそう忘れていた・・。「谷村シンジジュン喫茶」で「おとうちゃん・おかあちゃん」話以外に、もう一ついっていたっけ・・。「大阪では、おじさん・おばさんといってはいけないんですよ」と、谷村氏。「じゃぁ、なんて呼ぶんですか?」と、ウエイトレスの…

おとうちゃんおかあちゃん

ラジオ「谷村シンジ・ジュン喫茶」の中で、ダウンタウンの「おとん・おかんといういいかたは尼崎っぽい」という意見があった。ウエイトレス(アシスタント)の吉田レイコさんは「じゃあ、大阪弁ではなんというんですか?」というと、谷村氏「おとうちゃん・…